Last Vocal Lesson



9年間歌やダンスを習った場所でのレッスンが最後だった。


小さい頃から歌が大好きで、
父のCDデッキに張り付いて曲を流して、何時間も歌ってた。
カラオケに連れてってもらうと、マイクを握り歌ううたう…。
中学1生でレッスンできる場所を自分で探して、
とっても緊張しながらオーディションを受けて、
ドキドキしながら始めたレッスン。
ひとりで電車にも乗ったことがなかった私は、
毎週ひとりで都会の方へと電車で向かって、
レッスンを受けに行くようになった。


同時にライブハウスで歌を歌うようになった。
毎週レッスンに行くのが楽しかった。
もちろん、9年間も通ってたら、
泣くほど行きたくない時期も、
上手くいかない時期も、
悔しい思いをする時期もたくさんあった。



それでも、出来なかったことができるようになったり、
ライブに出てお客さんに拍手をいただく瞬間や、
お褒めの言葉をいただく瞬間が嬉しくて大好きだった。
納得いくまで練習してレッスンで歌って、
「よくなった!」って先生が言ってくださる瞬間も大好きだった。



何より、いろんな歌を歌って、
自分じゃない人物や感覚になる感覚とか、
それをいかに聴いてる人に伝えるかとか、
どうしたら、かっこよく見えるかとか、
そういうのを考える時間とか
研究する時間も好きだった。
子どもながらに、この歌はどんな気持ち?って考えたり、
本や映画を観てみたり…。
一緒に悲しくなったり、希望が湧いてきたり。
だから、ずっと飽きない。
歌があって、今まで生きて来られたとも思うほど。
私の人生の中で大きな存在。
どれだけしんどかった時も、
歌に夢中だったから頑張れてた。
心の支えだった。


それから、歌を通じて出会った先生や仲間。
歌をやってる人は素敵な人が多い。
たくさん厳しいことも言ってもらった。
歌の指導だけじゃなくて、考え方や、気持ちの面まで。
そんな熱心な先生ばかりだった。


同じ作品をみんなで作りあげたりもした。
たくさん練習して、上手くいかなくてぶつかり合ったり。
それでも、発表会が終わった後、
「楽しかったね。頑張ったね。このメンバーで良かった。」
ってみんなで泣いた。
そんな素敵な瞬間やたくさんの思い出がある。



ここで過ごした9年間で、
本当にたくさんのことを学ばせてもらったし、
数えきれない程の思い出をいただきました。
先生、仲間、スタッフさん。本当にお世話になりました。



ワーホリにいって、少し歌から離れてしまうかもしれないけど、
またなんらかの形で歌は続けていきたい。



END








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