September

 

8月の末に帰国して、
9月は一瞬で過ぎた。
刻々と時間が経っているけど、
なかなか落ち着かなくて、
心身ともに着いて行けない日々が続いた。
しばらくは、気候も雰囲気も
日本特有のキチっとした
息苦しさにも、電車に乗ること、
人が多すぎる街中に違和感を感じた。
息苦しさと、なんか違う感じ。
ニュージーランドに戻りたいって
思うことも多かった。
自分が育ってきた国なのに、
あれだけ戻りたいと思ってた大好きな日本だった。
それなのに、馴染めなくて、
本当にこの社会に入っていけるのか、
私は向いてないのかもしれない、
いろんな不安が押し寄せてきて、
涙が止まらない日もあった。
私の選択はあってたのかを何度も疑った。
でも、「この選択は正解だった」
と言えるように行動するのは自分だと、
ちゃんと自分と約束をした。
軽い気持ちで日本に帰ってきたわけじゃない。
いっぱい悩んで、
これからのこと、自分がどうありたいか、
今大切なものは何かを考えた結果がこれ。
だから、後悔してない。
私は同級生と1年卒業が遅れた。
それに、帰国も遅くて、
就職活動は完全に出遅れ、
周りはもう2年目の社会人。
「ここまでやりたい放題しておいて、
今更人と比べるんかい!」
とツッコミを頂きそうですが、
「人は人、自分は自分」
って100%割り切れるほどの強さは、
持ち合わせていなかったようだ。
世の中の人が働いてる時間、
学生でも社会人でもない宙ぶらりんな自分は、
会社探し、説明会、面接。
空いた時間は「私、何してるんだろう」と
考え込んでしまう日々が続いてた。
自分は何をしたいのか見失っていて、
右も左もわからなくなり、
自分に問いかけ続ける日々。
せっかく頂いた内定も、
「このまま承諾したら後悔する」
って思ってしまって辞退してしまったり、
選考をしてる間に
「あれ?ここなんか違う」
って思ってしまったり。
「この仕事したい!」って思ったら、
書類で落とされてしまったり。
何度も打ちのめされる。
それでも、自分が納得する仕事じゃないと、
気が済まないようだ。
「もうエントリーできる会社がない。」
「これ以上行きたい会社はない。」
って嘆いた数日後には、
「ここ行きたい!え!絶対おもろいやん!」って
ワクワクする会社を見つけてる。
このストライクゾーンの広さ?と、
どこからともなく溢れる好奇心には、
我ながら助けられてる。
とにかく止まってたらチャンスは来ない。
だから行動あるのみ!
やってダメなら諦めがつくけど、
やらずに「やればよかった」は
一番心残り。
もがいてもがいて、
泣きながらでも前進してる時は
一番私が強くなってる時だということは、
これまでの経験上で実証済みなので。
10月になりましたが、
9月のメソメソした自分からは脱皮して、
まだまだ納得するまで動いてみようと思う。
また良い報告が大切な人たちに
できるように頑張ります!
いつも優しい言葉、
応援の言葉、
私が大号泣しながら電話かけると、
「しおりなら大丈夫!」って、
良い意味で笑い飛ばしてくれる人たち。
本当に助けられております。
お言葉のとおり、
私はまだまだ図太く、楽しく、全力で
生きていかせていただきます。
いつもありがとうございます。


END




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