休学への感覚の違い

 ※今回の記事は、個人的な主観なので
みんながみんなそうって話じゃないです。


私は、大学4年生を休学して
ワーホリをした。
これを決断するには、
結構な勇気が必要だった。
留学先などで出会った人は、
もちろん休学してる人も多いが、
私の大学の周りの人が休学するという
話はあまり聞かなかったし、
どちらかというと少数派。
そして、休学というと、
顔をしかめる人も多いし、
引き留めようとする人だっている。
就活の時には、
「どうして休学したの?」
「それで何を得たの?」
というような質問をされ、
休学には、なぜだか
【相当大きな理由】が必要なようだ。
「休学してワーホリに行ってました」
なんていうと、
「マイナスのイメージを持たれる」
「行ったならば、何を得たかを明確に
答えられないと、遊んできたと思われる。」
なんて話を耳にタコなくらい聞いた。
私たちは、学生生活を過ごして、
卒業したらすぐに就職。
その期間に空白の1年や2年があると、
「明確な理由」が必要らしい。
そうじゃなければ「遊んでた」
「遊んでた=悪いイメージ」
なんと不思議な話。
私たちは、勉強するか働くかを
常にしていないと、
なまけもの扱いされる。
私がワーホリに行きたい理由は、
「海外に長期で滞在して生活してみたい」
というぼんやりとした理由しかなかった。
もちろん英語を学びたいだとか、
違う文化を見たいだとか、
小さい理由はちょこちょこあるものの、
メインという訳ではない。
だから
「就職の時に使う、
御もっともな理由を探さなきゃ」
なんて思ってたし、
「やっぱり休学はこの先に響くかな」
なんて心配して、
散々するかどうかを迷った。

でも、ニュージーランドで
海外の人たちに出会っていく中で思った。
「ただ海外に行きたい」「旅行がしたい。」
ではなく、「何かを得るため」という
理由が必要っておかしくない?
私と同年代だったり、
同じ大学生の子たちに出会った時、
「どうして、
休学(海外ではギャップイヤーというものもある)
することにしたの?」
って質問をすると、
「休暇だよ」
「仕事に就く前に旅行したいから」
「ちょっと勉強疲れちゃって」
といった感じで来てる人がたくさんいる。
そうやっていろんな人たちに
出会って話を聞いてるうちに、
なんで日本の大学生は、
休学したら理由が必要なの?
旅行するために休学してたって
言えない雰囲気が出てるの?
そして、ワーホリへの
謎のマイナスイメージはなんで?
いろんな疑問が浮かんだし、
やりたい事があるのに
休学を躊躇してしまう人がいるのは、
日本のそういう無言の圧みたいなのも
原因のひとつだと思う。

私も休学をしてワーホリをした身だから、
正直、就活の時の質問や、
ワーホリに対してマイナスイメージを
持つ大人を前にするのが怖い。
でも、やりたい事をするために休学したし、
それに対して悪いイメージだったり、
「ただ遊んでた」ってレッテルを張って
不採用にされても、
こっちもそんな理解のない大人とは働けないし、
堂々としていようって、
ワーホリに来てからすごく思えるようになった。


だから、この記事を
読んでくださってる方だったり、
今まで私に質問してくださった方が、
自分がしたいと思う選択が
できるように背中を押せる記事に
なってたらいいなと思ってます。
もちろん休学は、お金もかかるし、
卒業も他の人より遅れるし、
リスクもたくさんあるから、
本当に考えてした方がいい。
私はコロナのタイミング的にも、
休学してワーホリに来て
本当によかったと思ってる。


END



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