大学で何を学んだのだろう

「私は大学で何を学んだんだろう」
と、自分の大学生活を振り返った。
 ここ2カ月の間、
現地の大学生に会うことが多かった。
彼らの話を聞いて、
日本の大学生との違いを
すごく感じた。


私は大学の学部を選ぶ時、
少し興味あるマーケティングを選んだが、
とても興味があった訳でもないし、
大学に行ったきっかけは、
大学進学する人が多い、
日本の波にのまれただけだった。
日本の大学は、
入るのが大変で出るのは簡単。
と良く言われる。
だから、大学入試の時は、
ただ大学に受かるために、
がむしゃらに勉強した。
しかし、大学に入ると、
試験をパスするため、
単位をもらうためだけに、
授業に出て、ただただ暗記をしたり、
レポートを少し書いて、
学年が上がっていくだけ。
サークル、アルバイト、習い事、遊び。
それが私の生活だった。
だから、大学で専攻していた経営学も
仕事で使っていけるほど身に付いていない。
必死に勉強した覚えもない。


ニュージーランドの大学への進学率は
日本ほど高くない。
「大学に行かなければ」」という
日本のような風潮も感じない。
高校を卒業して、
働きだす人もたくさんいる。
大学に行く人は自分が勉強したいことを
自分で選んで大学に行く。
だから、嫌々勉強してるようには見えない。
試験にレポート。
分厚い本をたくさん読む。
長いホリデーの間でも夜遅くまで勉強。
勉強している分野のインターンに行く。
ニュージーランドの大学は、
入るのは書類だけの場合もあるけど、
卒業するのが大変。
日本と逆だ。
卒業して何をしたいか聞くと、
「自分が勉強した分野の仕事に就きたい」
と先を見据えて勉強している。
私と同い年の女の子は、
大学で学んだことと
また違う分野を勉強するため、
大学院に通うのだという。
20代後半のお兄さんは、
勉強したいことが見つかったから、
今から大学に行くのだという。
これからの大学の勉強に
ワクワクしているようだった。
なんだかそれがすごく羨ましかった。
私は日本の大学で何をしてたのか...。
と思ったのと同時に、
自分もワクワクすることを、
歳関係なく学んでいきたいし、
飛び込んでいこうって希望が湧いた。

私は、まだ明確な未来が見えてない。
でも、今自分が興味があること、
伸ばしていきたいことを
コツコツやっていく。



END

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